カ【タ】チ共創プログラムを開催しました

令和元年度「ゼロイチ・アクセラレーション・プログラム」、令和2年度「ゼロイチ・アクセラレーション・プログラム2020」の後を受けた
リカレント教育プログラムとして、今年度は、明治大学商学部の協力を得て、カ【タ】チ共創プログラムを開催しました。
「カ【タ】チ」とは、価値と形の両方の意味をひとつのことばに込めたものです。新しい価値を新しい形にする、これまでの価値を新たな
形で表現する、新しい価値をこれまでの形に込める、こうした価値と形の様々な関係と可能性をひとつのことばで表そうとするものです。
今回は「ものづくり」をテーマに、5人の講師にそれぞれの分野の新しいカ【タ】チを話していただきました。
全5回の講義を通じて、明日の地域の発展のため、共に新しい価値と形をつくりだしていくカ【タ】チ共創力の獲得を目指します。

第1回目(10月28日実施)

明治大学商学部の風間 信隆教授を講師にお迎えし、オンラインで開催しました。
「CASE革命とドイツ自動車産業の大転換」と題して、今日の自動車業界は、CASE(Connected、Automated、SharingそしてElectricity)
革命とも呼ばれるダイナミック・イノベーションの創発によって大きな転換期を迎えつつあることを踏まえ、このCASE革命と呼ばれる
動向にドイツの自動車メーカー、とくにVWグループはどのような戦略的対応を図っているのかについてご説明をいただきました。

第2回目(11月11日実施)

明治大学商学部の浅賀 宏昭教授を講師にお迎えし、CDLで開催しました。
また、オンラインで同時配信を行いました。
「近未来の食をデザインする―植物工場とフードテックの活用―」と題して、食料問題の解決に寄与する新しい食を支えるテクノロジーを
中心にご説明いただきました。
明治大学植物工場基盤技術研究センターの「植物工場」で栽培された葉物野菜の実物も持ってきていただき、講演後に現地参加者には
実物を手にとって見ていただき、希望者には持ち帰っていただきました。

第3回目(11月25日実施)

明治大学商学部の富野 貴弘教授を講師にお迎えし、CDLで開催しました。
また、オンラインで同時配信を行いました。
「ものづくりとサプライチェーン・マネジメント」と題して、自動車企業とアパレル企業のケースを取り上げ、今日の
サプライチェーン・マネジメントが直面している問題についてご説明いただきました。

第4回目(12月10日実施)

有限会社久保木畳店専務 久保木 史朗氏を講師にお迎えし、CDLで開催しました。
また、オンラインで同時配信を行いました。
「畳の価値を高め、新たな市場を開拓~久保木畳店の挑戦」と題して、畳の新たな商品開発に取り組み、畳を世界へ
広める夢を持って海外への販路拡大も積極的に行っている実体験をお話しいただきました。

第5回目(1月17日実施)

最終回は、明治大学商学部の高遠 弘美教授を講師にお迎えし、オンラインで開催しました。
「読書は誰のためにするのか」と題して、自由な読書が精神に何をもたらすかについてお話しいただきました。
また、ご自身が所有されている貴重な蔵書の一部についても中身を見せていただきながら説明していただきました。

 

 

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