本学学生の作成した鳥取県版避難所運営ゲームが鳥取県自治体研修会で使用されました
5月31日(火)に、倉吉体育文化会館で市町村や県職員を対象とした防災研修が鳥取県主催で開催されました。
梅雨の時期を前に、水害など災害時に住民が避難所を利用しやすくするための運営につなげることを目的とし、
約30名が参加しました。
この研修会において避難所運営を学ぶために使われたのが、本学の学生団体「鳥大防災Lab.」が作成した鳥取
県版HUG(避難所運営ゲーム)です。これは、避難所において実際に起こりうる出来事を体験できるカードゲームで、
次々に避難してくる人々を状況判断して的確に指示することが求められます。カードには、避難者の情報(家族構成
や年齢)などのほか、持病やペット連れなども記載されており、それらの情報を勘案しながら避難所の的確な場所へ
配置していくことが主な流れです。ゲームの最中には、トイレが使えなくなったなど突発的なイベントカードも入っ
ており、実際の災害時に近いように緊迫感がでるように工夫されています。
主催した鳥取県危機管理政策課の竹本幹央係長は、「大変良くできた内容となっており、参加された自治体職員の
方の反応も良かった。実際の現場を想定しながら学ぶことは、災害時の訓練として重要なので、鳥取大学の学生たち
が鳥取県を想定したHUGを作成してくれてとてもありがたい」と語りました。
鳥取大学防災Lab.は、今後も防災意識啓発活動を続けていく予定です。