「イノベーティブ商品企画プロジェクト」を実施しました

活動開始:2023/4/24(月)
活動終了:2023/8/10(木)
参加者:工学部 4 名 農学部 3 名
編集:地域連携コーディネーター
鳥取大学振興協力会の「企業課題対応プロジェクト」を実施しました。
このプロジェクトは、振興協力会会員企業から提示された課題を、学生と企業が
協働して解決を図るもので、以下の内容で活動を行いました。
【課題提示企業】
株式会社 吉谷機械製作所
代表取締役社長 吉谷 勇一郎氏
(事業内容:消防ポンプ自動車・消防用機械器具の製造及び販売 その他)
【活動テーマ】
「インドア派ユーザのための普段使いできる防災グッズ」の商品企画
【企業がテーマを設定した背景】
~以下、吉谷機械製作所のキックオフ資料より引用~
・防災意識の高い人は自ら防災について学び準備をしている。
・アウトドア派の人は野外活動を通じて防災に役立つスキルを身につけてい
る人が多い。
・インドア派の人でもキャンプに興味のある人は、関連動画やベランピングな
どを通じてサバイバル知識を学んでいる。
 ※アウトドアに興味のないインドア派に防災が足りない※
【活動内容】
1.4 月 24・25 日:プロジェクトキックオフ
学生 7 名と吉谷機械製作所の社員 1 名を 2 グループに分けて活動開始。
吉谷社長よりテーマ設定の背景などの説明を受けた後、1 回目のワーク
ショップ(以降「WS」)を実施し、プロジェクトの進め方を説明。
2.キックオフ~第 2 回 WS:ホームワーク「情報収集」
・テーマに関連する情報収集
・環境/情報分析結果からの仮説
・ユーザの観察とリサーチ
3.5 月 31 日:第 2 回目 WS
・分析結果発表、グループ内共有
・ユーザ観察結果のグループ内共有
・アイデア創出の演習、ブレインライティング
4.第 2 回 WS~第 3 回 WS:ホームワーク「アイデア創出」
・お題(仮説)の設定
・アイデア創出(個人)
・グループメンバーでアイデアブレスト
5.6 月 26・28 日:第 3 回 WS
・アイデア発表、グループ内共有、選定
・企画書作成のための手順理解
6.第 3 回 WS~企画提案発表:ホームワーク「企画書作成」
・CVCC+C シート作成
・企画書作成(プレゼン資料)
・プレゼンによる企画提案の練習
7.8月 10 日:企画提案発表@吉谷機械製作所
・工場見学
・吉谷社長他経営幹部へ提案プレゼンと質疑応答
各自持ち時間: プレゼン 10 分、質疑応答 5 分
・吉谷社長他経営幹部からの講評

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.10 月 10 日:提案表彰式@CDL
・吉谷社長からの総評のあと、審査結果に基づき表彰/報奨金の授与
最優秀賞: 工学部 3 年 山下 晴向さん
商品名 「防災グッズガチャガチャ」
優秀賞: 工学部 4 年 梅川 倭さん
商品名 「推し活×防災グッズ」
奨励賞: 農学部 2 年 永江 茉莉香さん
商品名 「避難カーテン」
奨励賞: 工学部 3 年 岡島 悠斗さん
商品名 「スマホ充電モビリティサービス」
特別賞: 営業部 企画開発課 工藤 隼斗さん
商品名 「ローリングストックを促す備蓄 BOX」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【プロジェクトを終えて(所感:地域連携コーディネーター)】
約 3 ヶ月半にも及ぶプロジェクト活動でしたが、7名の学生と社員 1 名の皆さ
んは勉強や仕事とそれぞれの本業がある中で、脱落することなく最後までやり
遂げられました。本当にご苦労様でした。
商品を企画提案するという事は、単にアイデアを考えれば良いという訳ではな
く、「企業の経営幹部へ商品企画提案を行い、自らの提案を採用してもらう」事
が必要であり、そのためのプロセスである「情報収集・分析」→「ターゲットユ
ーザ設定」→「課題抽出」→「解決アイデア創出」→「アイデア評価」→「市場
分析」→「事業目論見」→「企画提案プレゼン」の一連の流れを、学生生活の間
に経験・学習してくれたことは非常に意味深かったと考えます。
今回は残念ながら受賞を逃した学生たちも含めて、彼らが社会人になってから、
この経験を実践して活躍してくれることを期待します。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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