「企業見学シャトルツアー便」で日本きのこセンターを見学しました!

訪問日:2024/4/17(水)
参加者:農学部生5名
編集:地域連携推進室
【見学先】一般財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所
「森友サークル」の学生5名と、日本きのこセンターの取り組み内容を見学させていただきました。


【紹介】~HPより引用

一般財団法人日本きのこセンターは、「シイタケ等きのこ・菌類」を通して我が国の森林・山村の健全な発展、国民の健康増進、そして学術文化の向上に寄与することを基本理念として活動しています。

菌蕈研究所は、(一財)日本きのこセンターの中核的機関であり、昭和34年の開設以来、我が国の国土面積の67%を占める森林と中山間地域農林業の発展に貢献することを使命として、きのこに関する総合的研究を展開してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日はまず主任研究員の寺島さんから「原木椎茸の栽培・育成方法」「品種開発研究の取り組み」についてご説明いただきました。
新品種を開発するには数年単位で栽培実証実験に取り組む必要があるとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明の後に実際の栽培実証実験の様子を見学しました。様々な種類の木で実験が行われていたり、効率的に種を埋め込むための道具が準備されていたりと、生産農家の方に寄り添った様々な取り組みをされているのが印象的でした。

今回の見学で椎茸栽培に関する知識を深め、研究開発の重要性やセンターの活動内容を理解することができました。また、実際に原木を観察するなど、視覚的な体験を通して印象深い内容となりました。

 

学生からのアンケート
・実際に椎茸栽培用の原木を観察しながら解説を聞けたことで、視覚的なイメージと結びついて、説明がよく印象に残りました。個人的には、冬季に雪にさらすと椎茸が予定より早く子実体を作ってしまうのでブルーシートをかけて保温・保護するという話と、胴枯れ菌の発生から原木の状態を把握するという話が面白いと感じました。そのほかにも沢山の情報を教えていただき、改めて椎茸の面白さ、そしてその栽培や研究の大変さを感じました。

・今回のキノコセンター見学でシイタケの詳細な原木シイタケの栽培を知ることが出来ました。シイタケ栽培で生シイタケというものを知らなかったので。私の中でのキノコセンターではキノコに関する研究を主にやっているイメージがあったので、地域の農家さんにシイタケ栽培の普及させていることに驚きました。また、品種登録するために多くの年月がかかることが分かり大変さを知ることが出来ました。

・きのこセンター様がどのような研究をしているのかが気になっていたのですが、その内容は獲得が困難になっている原木の代用を探されたりするなど現代のシイタケ農家に必要な研究であり実用性が高いように感じました。実際、その成果をシイタケ農家の方々に普及する活動もされていることには少し驚きました。また、一つの品種を調べるにしても三年以上は必要という成果を出すことが大変な研究だと感じました。加えて植物や動物のように交配によって目的とする形質を持ったキノコを作り出すことはできないことを知ることができたことは勉強になりました。

・きのこセンターでは野生のきのこを採取しているわけではないので、森林との関係はそれほど深くないと考えていました。しかし、きのこの原木となる木が十分に手に入らないという話を聞き、きのこ栽培は日本の森林や林業と密接に関わっているということを知り印象が大きく変わりました。また、きのこの原木は一度使って終わりだと思っていたので、休養と浸水を行い5回程使うという話は印象的でした。何度も使っていると収穫できる量にばらつきがあると聞きましたが味の変化はそれほど感じないということでしたので収穫に使用した後の原木の処理がそれだけ適切なのだろうと感じました。

・今回の見学では、色々学ばせていただきました。その中でも、きのこの品種やその育て方を知ることができた事、またその過程や設備を実際に見せて頂いたりなどした事は、とても楽しい経験となりました。私はきのこを食べるのが好きで、興味を持っていたため、そんなきのこについて知ることができ本当に嬉しかったです。

以上

 

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