【シャトル便レポート】倉吉市役所

令和2年12月18日(金)、倉吉市役所の見学を行いました!

【後編:(株)グッドスマイルカンパニー見学】

 

〇今回、面談いただいた方々

内川啓二 様(倉吉市総務部企画課課長)

成瀬龍二 様(倉吉市総務部企画課主事)

稲毛一智 様(倉吉市生活産業部商工観光課観光係主任)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<学生からの感想>

~参加学生:12名(地域学部12名)~

◇「倉吉市の観光戦略について」

1.参加して印象に残ったこと、学んだこと

・アニメのまちとして活動するうえでのフットワークの良さや、企業の受入態勢を整える必要性を学んだ。また、フィギュアのまちという強みを訪れた人が長時間滞在するような企画に仕立てるところが印象的だった。

・倉吉市には、観光における様々な課題が存在するが、それらを解消するために、色々な取り組みが行われていることが分かった。また、倉吉市は赤瓦・白壁土蔵群の印象が強かったが、それ以外にもたくさんの地域資源や強みがあることが分かった。

・「ひなビタ♪」などのコンテンツを活かし、観光に注力されているように思う。倉吉市中心市街地には、白壁土蔵群や円形劇場等、魅力的な観光資源が存在しており、活用の仕方を考えることで、通過型から滞在型の観光地へと変わる可能性が十分あると感じる。

・自分たちが考えていた倉吉市の観光における滞在時間が短いという課題に対して、実際に倉吉市はどのように感じ、改善のために今後どうしていこうと考えているかが分かり、自分たちの調査にとり非常に参考になった。

・我々の質問に返答頂いた職員の方が、とても真摯に向き合って対応して頂いたことが印象に残った。また、学生や市民のアイデアを積極的に取り入れ、倉吉市の活性化を活発にしたいという体制をとっていること、特に現在は「ひなビタ♪」などのコンテンツを活用した地域づくりを中心に、観光のまち倉吉として発展していきたいという倉吉の動向を知ることができた。

・倉吉市の観光業界と「ひなビタ♪」のコラボの一環として、倉吉市の宿泊施設に泊まった人に「ひなビタ♪」とのコラボ商品であるタオルをプレゼントしたり、倉吉市への宿泊客に最大3000円の割引を行っていること等が印象に残った。タオル配布と割引を統合させ、このコロナ禍においてもより宿泊者を呼び込むための戦略になっていることが印象的であった。

・「ひなビタ♪」を市役所が応援している点について、アニメなどのコンテンツは行政では認められることは少ないと思っていたので良い企画だと思った。

・倉吉市は歴史的資源やポップカルチャー、豊かな自然(温泉)を活かした観光まちづくりに力を入れて取り組んでいると学んだ。

・関金温泉周辺では、温泉を核としたヘルスツーリズム(運動・栄養・休養の要素を含めた)に力を入れていこうとしていることに興味をひかれた。

・通過型観光になっている課題を把握し、課題解決の為にまず倉吉のことを認知してもらう仕組みづくりや、倉吉に来て回遊してもらうきっかけづくり等の取組みを行っていることを学んだ。

・WEB連動型キャラクターバンド「ひなビタ♪」との連携によって、もたらされている地域への影響を学ぶことができた。

 

.戦略の良かった点、気になった点

・市役所では、私たちが質問している中、さらに新しいフィギュアの設置場所の見学を提案をしていただいた。今度行ってみようと思う。

・関金温泉の活用について、三朝、東郷、はわいといった近隣の温泉地との差別化を図るために、健康づくりという点を活かしていこうとしている点が良いと思った。今後、どのような取り組みをすすめていくのかが気になった。

・倉吉市は「フィギュアのまち倉吉」を推し進めているが、そのなかで、①観る、②巡る、③作る、④知る、⑤交流する、というように、ただ観るという段階で終わってしまうことなく、そこから次々とつなげていくことが、まちの盛り上げにつながる良い企画であると感じた。

・倉吉市のふるさと納税にグッドスマイルカンパニーの製品を返礼品にする等、倉吉市との連携がとても強いと感じた。観光施設にフィギュアを設置する等、倉吉市の活性化を共に促進するために、様々な取り組みをされていると話を聞き感心した。

・市役所とグッドスマイルカンパニーが、良好な関係を築き、連携しながら新たなまちの魅力として、コンテンツを活用したまちづくりに積極的に取り組んでいる点がとても良いと感じた。

・倉吉市役所の「レトロ&クールツーリズム」についての話をもっと聞きたかった。

・市と住民、コンテンツの協力体制が築けていた点が良かった。

・倉吉には数回しか訪れたことがない私でも、倉吉市がどのような町でどのような魅力があるのかしっかり知ることができた分かりやすい説明であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.倉吉市への要望や提案

・フィギュアを道に沿って何体か設置する企画を進めているとのことでしたが、各設置場所にクイズやポストカードのようなものを置いてみてはどうしょうか。

・関金温泉と中心市街地間のアクセスを良くしたり、それぞれが行っている取り組みをつないだりして、どちらも訪れてもらえるように関金温泉と中心市街地で連携を図ってみてはどうでしょうか。

・要望や提案とは少し異なるが、市役所の方でご説明頂いた夜間のライトアップについて、試験的に行うとのことでしたが、継続的に行うことができればとても魅力的だと感じた。

・倉吉市役所の見学の際、実際に赤瓦一号館に行ってみたかった。

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