2021「鳥取未来トーク」開催~学生と経営者が語る地元企業の魅力発信~

令和3年3月15日、学生の就職意識の醸成とキャリア形成等を目的とした2021「鳥取未来トーク~学生と経営者が語る地元企業の魅力発信~」を開催しました。

本セミナーは、鳥取県経済同友会(東部地区)と共催で開催し今回で第5回目となるものです。過去の事後アンケートで、学生側から「経営者から直接に、魅力的な意見を聞いて新たな発見があり、もっと経営者と時間をかけて話したい」また、経営者側からも「積極的なしっかりとした考えを持っている学生が多く、もっと時間を増やして業種別にトークをしてはどうか」等の意見を踏まえ、第3回目より全体を2班に分けたグループ討議形式での開催しているものです。

今回は、鳥取大学6名(ベトナムからの留学生も1名参加)、公立鳥取環境大学5名、鳥取短期大学2名の計13名の学生と、地元企業の経営者34名が、普段感じているお互いの疑問等についてグループ討議形式で意見交換を行いました。

参加した学生からは「自分が考えていた企業が学生に求める人材像と、実際に経営者の方が求めている人材条件の違いを知ることが出来た」、「企業は、技術やスキルを持っていることより、素直で積極性のある人材を求めている」、「他大学の学生意見が聞けれて刺激になった」等々の意見があり、経営者側からは「学生が地域のことを真剣に考えてくれている」、「この様なセミナーをもっと開催し、鳥取の企業の魅力を感じ地元への愛着を持って欲しい」等々の意見がでました。

今回は、コロナ感染対策のため、広い会場で臨席者との間にもクリアパネルを設置し、各自マスク着用でのトークであったため、少し窮屈感はありましたが、就職活動に臨む学生達と地元経営者との貴重な意見交換会でした。

<参加学生からの感想> 

1.本日のセミナーで自分の中で何か変わったこと

・鳥取県内で働くには、公務員職に就くのが良いと考えていたが、県内には多くの企業があり、自分の好きな業種の企業をもっと知りたいと思った。

・経営者の方は、「素直」「失敗しても挑戦し続ける」「自分の考えを持つ」人を求めているということであったので、しっかりと自分の考えを持ち、新しいことを積極的に吸収し、何事にも挑戦していく人になりたいと感じた。

・参加するまでは、就職をするにあたってミスをしない、またしっかり仕事をできるというところが優先で、受け身で忠実な方が良いのかと思っていたが、今回のセミナーで、そうではなく、主体的にどんどん吸収するような素直な人が求められていると知り頑張ろうと思った。

・参加前と比較して、さらに鳥取県で働きたいと思うようになった。

・自分が考えていた企業が人材に求める条件と、実際に経営者の方が求めておられる条件が違うことを知ることができ、考えが変わった。

・経営者の方々は私たちが思っている以上に若者の声を聞きたいと思っておられることがわかったので、自分たちが考えていることを発信していくことも必要だと思った。

・やはり自分の興味のある職業につきたいと改めて思えた。

・経営者の方々と意見を交わすことで、鳥取県内における事業の展開について、より将来的な展望を持つことができた。

2.セミナー全体の感想

・鳥取の良さの一つに、キーパーソンにすぐたどり着くし、人脈も作りやすいことを挙げた経営者の方がおられて、そういう見方もあると気付かされた。

・技術やスキルを持っている人ではなく、素直で積極性のある人を求めていることが分かった。

・企業の規模に関係なく、様々な業種の方からお話を聞ける貴重な経験だった。

・コロナ禍で働き方が変わっているのは都市部が中心かと思っていたが、鳥取においても働き方が変わっていると感じた。

・入社しようと思う会社について、さらに知ることが必要と伺い、沿革やどのように創業されたのかなどを調べようと思った。

・入社後に活躍している人の特徴として、素直で明るいこと・楽しんでいることをあげられたので、これから心がけたいと思った。

・これから就活を行う学生からは社内で成長できるかやりがい、家庭との両立を企業選びで重視していると聞き、私とは違う観点であったので興味深かった。

・セミナーに参加することで,私は面接対策として,有益な情報を得ることが出来た。来年、また、同じセミナーがあれば,参加したいと持っている。

・人数が多い分、1時間では短すぎると感じた。一問一答式にせざるをえず、1人ひとりの回答の時間も短いと感じた。

・自分がどんな地域で働きたいのか今一度考えてみようと思った。

・求める人材は業種等に関わらず基礎的な部分ではあまり違いはなさそうだと思った。

・経営者の方が、どのような学生を求めておられるのか、鳥取県で経営していくことに関してどのように感じておられるのかなどについて学ぶことができた。また、鳥取県に愛着を持っておられたり、鳥取県の人のつながりを大切にしておられたりしているということを、お話を通して感じることができた。

・議論のテーマをもう少し絞り、1つのテーマについて、多くの意見を出し合い、深く議論したいと感じた。

・素直に吸収していく人になれるよう、就職活動をはじめ、その後も頑張っていこうと思いました。今回とても緊張したので就職活動を通してこのような機会でも堂々と発言できるよう頑張ろうと思った。

・経営者の方々は面接の際、「相手の目を見て話しているか」「はっきりしゃべれるか」「本当に入社したいのか」などを重視しておられることを知れた。

・「学生はお金を払う立場」「社会人はお金をもらうだけの価値が必要」というお話を伺い、改めて、自分が社会人になった際の価値にどのようなものがあるのか考えておきたいと思った。

・「行きたいところを考える」「何をしたいか考える」といった人生設計のお話を伺い、今までの就職活動の準備で多少は考えてきたが、改めて、より深くまで考えていきたいと感じた。

・大学生の意見を聞き、意見を基に会社のことを変えていこうと考えておられる経営者の方々が多いことが分かった。そのため、今後もこのようなセミナーがあれば積極的に参加し、1人の大学生として正直な意見を話していきたいと感じた。

・全体を通して、参考になる点が多くあり、セミナーに参加することができて本当に良かった。

・鳥取県ではたらくメリットとして、「人脈」だったり、「人の温かさ」を生かせるということを知れた。

・入社当初は失敗して当たり前であり、指示待ちではなく自分から案を出すなど自分の考えを持っていることが重要であることを理解できた。

・中小企業の跡を継ぐなど考えたことがなく、そのような選択もあるということに気づくと同時に、それを求めている経営者の方がいることを知った。

・ほかの大学の学生さんのお話を聞いていると、自分とは違う考えを持っており、将来のビジョンをしっかり考えていることがわかり、刺激をもらえた。

・どの企業でも最初は能力というより、人間性を重視しているのかなと思った。

 等々

<経営者側からの感想> 

・学生の皆さん勉強をよくしていて、しっかりとした考えを持っていることが分かった。

・もう少し意見交換の時間が欲しかった。90分位にすべきか。

・今回、鳥取で就職を希望する学生が多く、とてもうれしく感じた。

・もっと時間をとり、企業サイトへの質問を活発化して欲しい。

・今回、コロナ禍のため会場が広く、マスク着用もあり、学生も緊張のためか話声が聞きづらかった。

・学生が地域のことを真剣に考えてくれている。

・学生にもっと本根で喋ってもらいたかった。

・22年春入社の採用活動はすでに始まっており、学生おとなしく熱意が感じられない。

・企業側ももっと情報発信して、地元企業の魅力を伝えていかなければならない。

・給与面での質問は少なく、むしろ福利厚生面での質問が多かった。

・この様なセミナーをもっと開催し、鳥取の企業の魅力を感じ、地元への愛着を持って欲しい。

・地元出身者が少なく、かつ地元定着の学生が少ない現状、県内出身者の割合増やすために入試制度改革でその割合を増やすことが必要であり、学生の質を落とさず人数を確保すべきだ。

等々

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