【2020年度「大学研究紹介パネル展」実施報告】~高校生からの感想・アンケート結果~

2020年度は、鳥取県内の4大学(鳥取大学、公立鳥取環境大学、鳥取短期大学、鳥取看護大学)からのパネル提供の件数、内容も充実し、入学センターの協力も得ながら「大学研究パネル展」の県内高等学校からの申込み数は、23高校(前年度は18校)と過去最多であった。また、年度後半からは、展示パネルデータ(パネル作成者の承諾済分)を鳥取大学のHPへアップし広報に努めた。高校生からの感想・アンケート結果から見て一定の効果は出ていると思われ、また、大学への関心度は低学年の方が高い傾向があることが分かった。今後、パネル展を開催していくに当たり、より進学意欲に繋がるようなパネルの内容構成に努めたい。パネルを選択する各高等学校の進路指導担当の教員の方々へも、よりパネル内容を分かり易くする工夫も必要と思われる。今後、準備期間を十分取り、各大学とも連携を図り、より効果の出る大学研究紹介パネル展としていきたい。


*展示パネル延べ数:602枚(下図)
~鳥取大学374枚、公立鳥取環境大学110枚、鳥取短期大学83枚、鳥取看護大学35枚

<2020年度の開催状況>~展示日程と各大学の拠出パネル数の推移


<高校生からの感想(抜粋)>

【鳥取県立鳥取西高等学校】

・どのパネルもよく考えられていて、地域の特色を活かした研究がされており、とても勉強になった。
・地域貢献や社会貢献に関するものが多く、物事を深く掘下げることが出来るのではないかと大学に興味を持った。
・自分が気になっていた分野の研究パネルがあり勉強になった。
・いろんな実験装置があり行ってみたいと思った。
・本当の研究に触れられて大学の雰囲気が少し明確になった。
・普段あまり見られない大学の研究について知れて良かった。
・大学研究は読みづらいものと思っていたが図や写真があって読みやすかった。
・大学の研究について関心が高まった。これからもこの様なことを続けて欲しい。
・難しいものもあったが詳しく深めていける大学での研究はいいと思った。自分の興味を見つけていきたい。
・調べたことのまとめ方など参考になることが多くあり、自分にも取り入れていきたいと思った。
・写真がたくさんあり分かりやすかった。たくさんのパネル展示で色んなジャンルのことを見れて良かった。

【鳥取県立鳥取東高等学校】

・大学でどんな研究が行われているかを知る機会があまりないので、パネル等でいろいろな学部のことが知れて良かった。またパネル展を開催してほしい。                                                                 

【鳥取県立米子高等学校】

・自分が行っているテーマ学習でのアドバイスをもらうことが出来た。
・地域発展に大学生が自ら貢献していて良いと思った。
・ニホンモモンガについて生態調査されていることを初めて知り地域活性により力を 入れた活動だと感じた。
・太字に書かれて居るとことは目に入りやすかった。進路にも役立つパネル展でした。        
・それほどに地域に対して関心は無かったけど、パネルを見て面白いなって思ったりして関心が高まりました。  

【鳥取県立倉吉西高等学校】

・鳥インフルエンザが今の技術を使えば事前に予測できることが分かった。                                
・乾燥地や砂漠など、困難な環境で植物を育てる研究を思いつくことが凄い。鳥取砂丘など身近な地域で研究ができる良い学部だなと思った。                                                        
・大学でテーマを持って研究することは想像していたが、実際、パネルを見て大学生がどんな研究をしているかを知ることが出来た。                                                          
・グローバルに活躍できる英語力の魅力を感じた。
・今後の進路について考えることが出来た。
・自分も大学でこのような筋の通った研究をしてみたいと思った。           

【鳥取城北高等学校】

・大学だからこそ出来る研究がたくさん見ることが出来て最高でした。     
・語学を勉強出来る環境が整っていていいと思った。 
・カニの殻から出来た素材で髪の毛が生えてくるなんて素晴らしい。 
・らっきょうに干ばつ被害軽減効果があることに着目していたのが面白かったです。
・海外への研修プログラムというのにとても興味があった。留学してみたいと強く思った。

【鳥取敬愛高等学校】

・写真やイラストが多く気楽に見られ、学部ごとに特色が出ていて楽しかったし興味もわいた。
・身近な大学でありながら知らなかった活動内容を具体的に知ることが出来た。               

【鳥取県立倉吉農業高等学校】

・外国のことも考えることが出来て良かった。
・きのこの研究が愛くるしく、きのことモモンガの研究も良かった。                                                                                       

【鳥取県立境高等学校】

・とても面白い研究をしていて大学っていいなと思った。
・サンゴの生態についての研究が楽しそうだった。研究している環境大学に興味が湧きました。

【鳥取県立倉吉総合産業高等学校】

・将来、起業したいと思いますので仕事をする上で大切なことがいろいろ書いてあり参考になった。
・捨てられてしまう食品が多いことに着目して食材を無駄なく使うための工夫がわかりとても良かったと思う。自分でも調べてみたいです。                                               
・自分の行きたい所のパネルがあったので、それを見て少し内容が分かった。      
・自分のしたいことなど、まだ決まっていないので視野を広げようと思いました。
・入学してからどんなことを学ぶのか、分かって良かった。                                

【鳥取県立鳥取商業高等学校】

・各分野様々な工夫がしてあり良かった。                                      
・もっとPOPにしてインパクトがあれば目にとまると思う。                       
・立ち寄って見ることができたがとても面白かった。                  

【青翔開智高等学校】

・小型風車の研究や森林セラピー事業、「病気の解明から治療にむけて」のパネルに興味を持った。  
・たくさんのジャンルがあり興味がひかれるものがいくつかあったので良かった。
・自分も将来は大学で研究したいのでとても参考になった。                 
・ふだん見れないものが見えてとても良かった。                                
・ちょっと見てみようかなくらいだったので正直難しかった。                   

【鳥取県立緑風高等学校】

・とても分かり易い情報で勉強になり大学への関心が高まった。     
・パネルに小学校、高校の時の友達が載っていて嬉しかった。       
・それぞれ実際にやった実例が書かれていて面白かった。            
・鳥取短大のおからケーキや食材まるごとプロジェクトが面白かった。

【鳥取県立鳥取工業高等学校】

・大学院(鳥大工学部)のパネルが良かった。図書室でもう一度見直し確認したい。              
・どの研究も面白く、パネルはどれもカラフルで見易かった。           

【鳥取県立倉吉東高等学校】

・見やすく大学について様々なことを知ることが出来た。                     
・工夫してパネルがまとめてあり面白かった。                       
・きのこの研究が印象に残ったので、おいしいしいたけを作って欲しい。   

【鳥取県立湖陵高等学校】

・大学について少し知ることができた。”おからケーキ”には驚いた。       
・進路について考えることが出来た。                                            
・それぞれの研究の中でメリット、デメリットが書いてあり分かり易かった。                                    

【湯梨浜高等学校】

・普段はめったに聞かれない研究を知ることが出来て楽しかった。                                                      
・蟹の殻からいろんなことが出来るんだなと思った。                           
・学部毎に着眼点が面白くて見応えがあった。                                 

【鳥取県立八頭高等学校】

・理数の分野のパネルがすごく複雑で見ていておもしろかった。            
・がん細胞に薬を運ぶペプチドを作るパネルがおもしろかった。             
・研究してまとめるだけでなく、地域への活性化まで考えていてすごいと思った。
・環境大学に興味が湧いた。とくに環境大学の二ホンモモンガが印象に残った。
・すごくいろいろなパネルがあり、県内の大学だけでなく、いろんな県の大学研究も見てみたいです。                  
・鳥取大学の小型風車研究(工学部)、人口染色体(医学部)のパネルがおもしろかった。

 【鳥取県立日野高等学校】

・「ジビエアイプロジェクト」で誰でも簡単に肉質判定を行うことが出来るようになれば、ジビエ料理が増えていけば良いと思った。
・キチンナノファイバーによるアトピー性皮膚炎の緩和効果が印象に残ったが私には少し難しかった。
・短期語学研修プログラムによるホームステイがすてです。                 
・他の大学のパネルも見てみたい。                                              
・「農業を機械化して農業を楽しく」がとても参考になった。                  
・幕末鳥取城下町の姿を知る資料に興味がわいた。                         
・自分の進路とする分野があり少し興味がもてた。                 

【鳥取県立中央育英高等学校】

・いろいろと知れて進路の幅が広がった。     
・「二ホンモモンガの生態調査」(環境大学)や「きのこの栽培実習と研究」(鳥取大学)が良かった。   

【倉吉北高等学校】

・人工知能(AI)で地域課題を解決(ジビエアイプロジェクト)するのは新しく、凄いと思った。                         
・歴史資料を活かした鳥取市街地の魅力発見プロジェクトで意外に鳥取の歴史が面白かった。                   
・どの学部のパネルも身近なものが多く、これらが出来るようになるには何年かかるか気になった。                 
・いろいろな学部で調べている研究内容はさまざまで、やはり大学の勉強は自由だなと感じた。                   
・アミノ酸やペプチドの組合せでいろいろな効果とその活用方法が凄いと思った。                                    
・自分も早く大学に入ってやりたいことをとことんしたい。                                                                  
・中学や高校では習わない事について深く掘り下げて研究されているのが凄いと思った。大学は自分の興味のある事にとことん付き合うことが出来ると思うので、夢が広がって凄い面白い所だと思う。                         
・SDGsに貢献していていいと思った。                                                                                       
・自分は英語関係の仕事に就きたいため留学には興味がある。ネイティブスピーカーに指導を受けてみたいです。
・留学もせずに国内でも語学力を向上できるプログラムがあって興味がわいた。                                     
・どのパネルも詳しく、なぜ、どうして、これからどうなるの、ということを調べていて参考になった。                  
・自分の興味のある幼児教育についてパネルで知れて良かったです。                                                
・生物で習ったこと以外のより詳しい内容がかかれていた。苦手な分野の研究も分かり易くまとめられていて良かった。                                                                                                         
・普段、自分から調べようと思わないような研究のパネルがたくさんあって新たな気づきが出来たと思う。        
・元気高齢者と虚弱高齢者で比較した場合、虚弱高齢者の方が何故か近所づきあいが深いのかが気になった。元気であれば近所の人たちとたくさん関われると思うのに何故だろうと思った。                                     
・部活でSDGsを調べた時の食品ロスについてのパネルがありじっくりとパネルを見ることが出来た。              
・少しだけ立ってパネルを見るだけで多くの情報を見ることが出来とても良いと思う。見易く分かり易いので情報が頭によく入った。もっと多くの生徒に見てもらうため場所をクラスの外の壁や生徒玄関にあればと思う。 
・国内英語イマ-ジョンプログラムと短期語学研修プログラムがものすごくいいと思った。                             
・きのこによる加硫ゴムの再資源化のように資源をうまく使うことが興味深かった。生物を利用する上で絶滅などの影響が出ないようにすることも大切だと思った。                                                                   
・きのこは食べるものとばかり思っていたがゴムを分解できるきのこがあることを初めて知った。きのこの作用でゴムの高機能化やプロセスの省力化が図られゴムの再資源化にいいことも分かった。
・ゴムはすべてゴミだと思っていたがリサイクル燃料として使われていたことは驚きだった。                          
・実際にアフリカに行き農作業や調査、言語の学習がなされているパネルを見て面白そうだと思った。私は留学などで多文化に触れてみたいと思っているためとても興味を持った。                                     
・国内プログラムでたくさんの言語を日本で学べることはとても魅力だと思う。また、留学生の方と話すことは現地のこともたくさん知ることができるので興味の幅が広がると思う。     

【鳥取県立岩美高等学校】

・公立鳥取環境大学のモモンガのパネルが面白かった。                                                      
・英語で書いてあり分かり易かった。

 等々

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