体験交流型 企業見学シャトルツアー便で(公財)鳥取県造林公社へ行ってきました
訪問日:2025/2/6(木)
参加者:農学部 5 名、工学部 1 名、地域学部 1 名
編集:地域連携コーディネーター
【見学先企業】
公益財団法人鳥取県造林公社(林業)
体験交流型のシャトルツアー便で企業見学をしてきました。
公益財団法人鳥取県造林公社(林業)
【創業】 財団法人設立:昭和 41 年 4 月
公益財団法人設立:平成 25 年 4 月
【住所】 鳥取市千代水四丁目 37 番地(鳥取県土地改良会館 2 階)
【理事長】 池内 富久
【企業紹介】 ~ホームページの理事長あいさつより引用~
将来の森林資源を伐り拓く
鳥取県造林公社は、森林整備が困難な地域で分収造林方式での森林整備を行う
目的で昭和 41 年に設立され、平成 16 年度までの管理面積は約 14,200 ヘクター
ルとなっています。
現在では、土地所有者の方々や隣接地の皆様のご協力をいただき、これら森林
の路網整備を進め、数十年後の森林状況を想定した利用間伐を積極的に進めて
います。
また、令和 3 年度からは市町村行造林等の公有林管理の一翼を担う取組みを
始め、令和5年度には県と共同して森林経営管理支援センターを設立し、市町村
の森林の適正管理スケジュールの作成等を行う等、公社のこれまでの林業ノウ
ハウを活かして地域の森林管理水準の向上に推進に貢献していきます。
今後とも、地域の木材資源の供給や林業就業機会の確保に努めるとともに持
続的な森林経営を推進して参ります
【体験交流テーマ】
『最新の IT 技術を駆使したスマート林業を体験』
1.公社の業務を知ろう
公社の全体像や役割について
2.業務シミュレーション体験
森林 GIS 体験:GIS ソフトを操作して森林のデータ解析
航空レーザ計測データ:樹木の配置や高さ、密度などを解析
J クレジット:その仕組みと環境への貢献を学ぶ
作業道の設計:経済的かつ効率的な作業道の設計体験
※どのようにして作業道の設計が収益に結びつくかを体験します
【当日のようす】
学生からのアンケート結果 回答:6 名
(1)見学して印象に残ったこと、学んだこと
・QGIS・林業作業道の想定。
・職員の方が自分の仕事に誇りを持っていらっしゃることが伝わってきた。林業
の専門性が活かされる仕事であると思っていたが、データ活用能力、物的人的コ
ストを下げるためのコンサルタント力がメインであると理解した。
・FRD を初めて使って、短距離で進める作業道を探しつ、急斜面を避けた道を
選ぶということを学んだ。
・QGIS のシミュレーションが印象的だった。経由地を少しずらすだけで提示さ
れるルートが大幅に変わることはゲーム感覚で面白く、変わる理由には距離や
勾配など色々な要素が考慮されていて、それが一瞬で弾き出される技術が体験
できたのは今日一番の収穫だったと思う。林業を支える技術にとても興味が湧
いた。
・初めて知る新しいことが多かったが、特に説明をふまえながらのソフトの操作
だったので理解しやすくとても興味深いものでした。
・林業に関わる現場を見学するのは初めてだったので、非常に勉強になりまし
た。特に、実際に FRD ソフトを操作して路網設計を体験したことで、職業内容
をより具体的に実感することが出来、大学の講義で学んでいたスマート林業に
ついての解像度も上がりました。
(2)企業の良かった点、気になった点
・企業内の働きやすそうな人同士の暖かさを感じました。
・仕事内容を実践させてくださったこと。専門的な資料やシステムをそのまま使
わせてくださったが、難しさを排除してわかりやすく丁寧に教えてくださった
こと。
・現地調査の前に QGIS を使って作業道を探すところが先進的でいいと思った。
・終始和やかで質問もしやすく、丁寧すぎるくらい丁寧に体験をサポートしてい
ただけた点が良かったと思う。もう少しいろんな体験ができたらと少し名残惜
しい気もしましたが、詳細はインターンシッププログラムでと言う流れでしょ
うか。
・シミュレーション体験で実際にする仕事を体験できたのでとても新鮮で貴重
な体験になったので良かったです。
・質問に丁寧にご回答いただけたことがありがたかったです。QGIS の操作の際
も、一つ一つ確認しながら細かく教えていただくことが出来、初めて触れたにも
関わらず、あまり戸惑うことがありませんでした。また、設計した林道が形にな
っていく光景を目にすることがお仕事のやりがいに繋がっている、というお話
が心に残りました。
(3) 企業への要望や提案
・是非自分のパソコンでやってみたいと思った。
・学年関係なく参加できるインターンシップがあれば参加したいです。
(4) 企業見学シャトル便への要望
・観光関係に興味があるので、観光協会などの見学に行ってみたい。
・要望とは違いますが、今回とても楽しかったので、第二弾があればぜひ参加し
たいです。
・これからも、このようなイベントに積極的に参加したいと思います。
以上