企業見学シャトル便で(株)上代へ行ってきました

訪問日：2023/2/27(月)
参加者：地域学部4名、工学部1名
編集：地域連携コーディネーター
【見学先企業】
株式会社上代　(飲料製造業)
Small CoREプロジェクトの「さけプロ」のメンバーおよび代表学生の友人らと、県西部地域の酒造見学に行ってきました。

株式会社上代　(飲料製造業)
【設立】 2009年5月　有志が集まり「まちづくり会社　株式会社上代」を設立
【住所】 西伯郡伯耆町福岡2073-1
【代表取締役】 遠藤　みさと
【企業紹介】～説明資料その他より引用～
「源流どぶろく上代」は、鎌倉山が育んだおいしい地下水と、地元産の酒米「五百万石」を使用います。「どぶろく」と「そば」でもう一度この地を元気にしようと、有志が集まって「株式会社上代」が設立され、2009年7月17日、伯耆町は鳥取県内で初めて「どぶろく特区」に認定され、廃校となった二部小学校福岡分校校庭跡地に醸造場が完成(12月)しました。その後、2011年に第7回全国どぶろく研究大会コンテストで初入賞、翌年2012年には、濃芳醇の部で最優秀賞を受賞しましたが、経営陣・作り手の高齢化、建物の老朽化、コロナ過による売り上げの減少などにより2021年に廃業が決まりました。
廃業の話を聞き、「地元の良いものがなくなる、美味しいどぶろくがなくなるのはすごく寂しい。残したい！」と、承継にすることに決めたのが、大阪からUターンした現社長の遠藤みさと氏と、移住してきた香川県出身の杜氏の請川雄哉氏。
源流水・源流米・酒米など、上代地域で取れるもののみを使用し、「上代から日本一を目指す本物のどぶろくへ」、まちづくり会社として「良い商品を作り続け　そして地元の人に愛される企業になり　地元の活力になる」という理念を掲げて活躍中です。

学生からのアンケート結果　回答：3名
(1) 見学して印象に残ったこと、学んだこと
・どぶろくを使った地域創生は初めて見学したので新鮮だった。事業継承ということで、既存の事業が新しい形として生まれ変わっていくのは面白いなと思う。事業が発展し、より地域に人が集まった姿も見てみたいなと思う。
・若くして社長になられた方も、もうひとりの専務も、日本酒が好き、どぶろくが好きというよりも、上代という地域が好き、地域の人と関わりたいという思いで、事業を継承されたのが意外だった。都会に出ることで、刺激を得るというお話では、私は都会を毛嫌いしてしまうので、そのような視点を持てるとさらに鳥取や地方の良さがわかるのかなと思った。
(2) 企業の良かった点、気になった点
・熱が入った説明で聞いていてやる気が出た。事業の継続性という面で、今後地域の一次産業生産者が減った際の対応策を知りたいと思った。
・遠藤さんも請川さんも上代のことをたくさん考えていて、将来そういう仕事ができたらいいなと思った。また、事業継承する際に、気持ちだけでと仰っていたが、継承の際苦労されたことなどがなかったのか、聞いてみたかった。

以上