企業見学シャトル便で㈱エスジーズへ行ってきました

訪問日:2023/2/14(火)
参加者:農学部3名
編集:地域連携コーディネーター
【見学先企業】
株式会社エスジーズ
環境調査や生物調査に興味がある農学部・生命環境農学科・里地里山管理学コースの2年生3名と、環境調査・分析チームを持って事業を行っている株式会社エスジーズの見学に行ってきました。

株式会社エスジーズ
【設立】 昭和51年5月
【住所】 米子市東山町8-1
【代表取締役社長】 大野木 昭夫
【企業紹介】~HPより引用~
私たちは、「環境が変われば、自分が変わり、そして会社が変わっていく」理念のもと、常に変革に挑戦しています。そして、お客様に満足していただけるように
一つには、お客様の要望に迅速な対応をいたします。
二つには、お客様のニーズを把握して新たな提案をいたします。
お客様が弊社に声をかけていただけたら、きっと満足していただける成果をお届けします。

建設コンサルタントに係わる、「ICT」「測量」「設計」「地籍」「インフラ」「補償」「環境調査」「環境分析」「地盤調査」「土質試験」「新エネルギー事業」の各事業を展開しており、とりわけICTチームは、国土交通省の取り組みである「i-Construction」に対応するために2016年に発足し、グリーンレーザースキャナーを導入し、計測からICT建機搭載用設計データの作成・出来高計測まで、3次元データを使った施工支援業務を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生からのアンケート結果 回答:3名
(1) 見学して印象に残ったこと、学んだこと
・大学で学んできた内容が、実際にどのように仕事になっているのかと言うことが見れてよかった。それにより、これまで曖昧であった将来像が、少し定まった気がした。様々な測定機器やサンプルなど、裏側も知れて良かった。また、社長の話では、エコ、省エネ、生物多様性など様々な観点から地球温暖化を捉えていく必要があると学んだ。
技術的な面では、ICT技術によるスマート農業が特に印象的であった。人手不足解消や作業の効率化につながるため、他の様々な分野に応用できる技術であると感じた。
・エスジーズ様が実施しておられた環境事業に生態系調査や生活調査があり、それぞれが人間と生物とが共存できるような地域環境を作っていく上で必要な取り組みを行っていたことが印象に残った。今の段階ではまだ生態系・地質・測量・データ化といった知識が浅く、将来の具体的なビジョンが明確化されていなかった自分にとって有意義な時間となった。植物や動物だけでなく昆虫や森の維持管理や保護を行っていきたいと考えているため、将来を考える上でのきっかけとなったと思う。
・生態系調査、特にアカヒレタビラの調査の話や、レッドデータブック作成に関する話が印象に残りました。また、水質調査を毎月行いプランクトン発生などをモニタリングしている話も印象に残りました。
カーボンニュートラルを行うことが地域課題解決につながること、ゼロカーボンを目指すために省エネ・木材利用が重要であることを学びました。また、ICTを利用する事の重要性を学ぶことが出来ました。

(2) 企業の良かった点、気になった点
・各部門ごとに詳しく説明を聞くことができ、さらに疑問に思った点を質問できてよかった。また、前述した通り、実際の測定現場の見学などもできてよかった。実地での調査に非常に興味が湧いた。
・気になった点は全て質問をしました。丁寧な受け答えに加え、現在行われている取り組みや将来的なビジョン・目標に対する考え方について、具体的に教えていただいたため、非常にこちらとしても助かりました。3次元測量や地域の聞き取り調査、保護対象にされている生物の保護活動など多岐にわたる環境に関わる取り組みをされており、全体としての機能やビジョンが明確化された非常に良い企業であると感じました。
・企業内の雰囲気の良さが印象に残りました。私は会社というものに対して、上下の関係が厳しくギスギスしているものだと考えていました。しかし、エスジーズさんの社内の様子を見ていると、上下関係はありつつも壁がなく、とても楽しそうに仕事をなさっている印象を受けました。

(3) 企業への要望や提案
・ミナミアカヒレタビラだけでなくそのほかの絶滅にひんした生物の保護を同時に行うといった提案をさせていただきたいと思います。環境や人間によって被害を受け、その数を減らしている生き物は数多く存在するため、それらの保護も行えるとより良くなると思います。

以上

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