ローカルCoREイノベーションプロジェクト

分野特化型教育研究プログラム、及び地域課題萌芽型教育研究プログラムとアートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラム

概要

ローカルコアプロジェクトは、分野特化型教育研究プログラム、及び地域課題萌芽型教育研究プログラムとアートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラムの3つのプログラムからなります。分野特化型教育研究プログラムでは、医学部附属病院を中心とした医療機器開発とその人材育成である共学講座を実施し、とっとり医療機器バレーの創成を目指します。こちらのプロジェクトは今回の報告会には含まれず、別の機会に成果報告を実施します。

■報告会日時
令和6年7⽉3日(水)・4⽇(木)・5⽇(金)
13時30分〜17時15分

地域課題萌芽型教育研究プログラム

地域の課題や地域の資源を大学と地域の産業界、自治体、住民が協働して解決、活用を図る多様なプロジェクトから構成されています。

プロジェクト1 地域イノベーション創出に向けた実践的教育研究推進プログラム「地域課題解決型(公募)」

学内から提案された地域の課題について、地域実践型学生教育授業、地域連携エクステンション活動、地域実践型リカレント教育講座、地域参加型研究プロジェクトのカテゴリーで事業を実施します。

プロジェクト2 分野強化型プロジェクト

4つの学部の強みを活かした取り組みを展開します。県民の健康寿命延伸を目指す健康鳥取!スマート・ライフ・プロジェクト、人口減少高齢化での持続可能な中山間地域農林業、持続可能な地域づくり、多様な人々が豊かさを享受するための文化・スポーツによる地域共創といった取り組みです。

アートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラム

美術館セラピーやアートシェアリングといったアプローチで、地域の芸術文化資源を活用して、人々の暮らしを豊かにする取り組みです。

これらの取り組みを通じて、とっとりの人々のウェルビーイングの実現を図ります。

ご挨拶

 今年も地域と大学を繋ぐ拠点 地域価値創造研究教育機構が実施するミッション実現プロジェクト「ローカルCoREイノベーションプロジェクト」の報告会がこうして開催できましたこと、発表していただいた先生方、連携先の皆様、そして地域の皆様には心より感謝申しあげます。今回は、第4期の初年度にあたる令和4年度に実施した事業をご報告させていただきます。第4期には、第3期の「戦略3プロジェクト」を発展させた「ミッション実現プロジェクト」といたしまして、地域課題萌芽型教育研究プログラム、アートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラム、及び分野特化型教育研究プログラムを実施し、これらを縦走的に進めることで、地域イノベーションの創出を目指しています。

 また、本学のビジョン「鳥取大学2030」で謳うところの「地域に信頼され地域に必要とされる知の拠点大学」たるべく、地域のステークホルダーの皆様との関係を今まで以上に強力に繋いでいくことに特に力を入れております。人口減少、少子高齢化が予想を上回る速度で進む中、真のイノベーションを起こして、皆様のウェルビーイングを実現する地域にしていくためには、大学も、企業も、そしてそこに住まう人々も、一丸となって共に地域の課題に挑んでいかなければなりません。本報告会では、本学が多くのステークホルダーの皆様と共に、鳥取を中心とした山陰地域で多様な研究教育、社会貢献を行っているということを、改めてお示しできたのではないかと感じております。連携先の方々からいただいたコメントからも、地域の課題や、本プロジェクトの社会的意義が非常によく伝わっているのではないでしょうか。

 「ローカルCoREイノベーションプロジェクト」の成果は、実際に行政施策に反映されたり、新商品に繋げて地域活性化へ貢献したりと、所謂、そこに住まう人々の地域生活への実装化というところまで繋げてこそ、本学の教育研究の真の意義があると考えております。またこれらの成果は、それぞれのプロジェクトの連携先だけにとどまらず、他の地域でも参考になると考えておりますし、本報告会をご視聴いただいた皆様のお声を我々にフィードバックしていただくことが、次なるステージに向かうためにも非常に重要であると考えております。是非、多くの皆様に自由な視点でご視聴いただき、未来へ向けた地域創生への活発な議論を一緒に進めていく契機となればと思います。

地域価値創造研究教育機構
機構長藪田 千登世

報告一覧

【プロジェクト1】地域イノベーション創出に向けた実践的教育研究推進プログラム「地域課題解決型(公募)」

(敬称略)

地域実践型学生教育授業

地域連携エクステンション活動[講座型]

「静」鳥取公演

研究代表者・発表者:
地域学部 木野 彩子

電気・情報に関する体験講座の実施 (プログラミング体験教室 スマホアプリを作ろうの会)

研究代表者:
工学部 木村 周平
発表者:
工学部 笹間 俊彦

山陰海岸ジオパークを通した地質学のアウトリーチ

研究代表者・発表者:
農学部 菅森 義晃

国際理解教室「世界を知ろう」

研究代表者・発表者:
教育支援・国際交流推進機構 御舘 久里恵

地域連携エクステンション活動[実践型]

自然環境を題材とした「子どもの音楽イベント」の企画と実践

研究代表者・発表者:
地域学部 鈴木 慎一朗

小学生を対象とした「鳥大ものづくり教室」の開催

研究代表者:工学部 小野 勇一
発表者:工学部 影山 智明

今日から学ぶ高校地学2023

研究代表者・発表者:
工学部 塩崎 一郎

トウモロコシを通じた「親と子」の食育プロブラム

研究代表者・発表者:
農学部 辻 渉

第17回 FSCあぐりスクール

研究代表者・発表者:
農学部 野波 和好

乾燥地研究センター 一般公開 ー地球科学で地球課題を解決し、持続可能な発展を考えるー

研究代表者:乾燥地研究センター 山中 典和
発表者:乾燥地研究センター 黒崎 泰典

電子工作教室

研究代表者・発表者:
技術部 馬場 恵美子

米子市および日南町と連携した科学実験教室の開講

研究代表者・発表者:
技術部 三谷 秀明

地域実践型リカレント教育講座

地域参加型研究プロジェクト[短期型]

地域の芸術家との協働による鳥取の映画文化リサーチプロジェクト

研究代表者・発表者:
地域学部 佐々木 友輔

働く世代における睡眠時間の実態調査および睡眠の健康影響調査

研究代表者・発表者:
医学部 増本 年男

AIチャットボットによる対話支援方法の開発

研究代表者・発表者:
工学部 長曽我部 まどか

鳥取県の製造業における品質確認業務の効率化

研究代表者・発表者:
工学部 南野 友香

竹粉の農業資材としての利用

研究代表者・発表者:
農学部 近藤 謙介

淡水レンズの保全と持続的利用に向けた水文調査

研究代表者:
農学部 清水 克之
発表者:農学部 山崎 由理

地域参加型研究プロジェクト[長期型]

コミュニティシアター再生プロジェクト

研究代表者・発表者:
地域学部 五島 朋子

山陰に伝わる「一式飾り」の価値の探究と継承

研究代表者・発表者:
地域学部 高橋 健司

地域資源の文化的価値に着目した創造的地域づくりプロジェクト

研究代表者・発表者:
地域学部 竹内 潔

養殖鮭頭部廃棄部に含まれる地域資源探索

研究代表者・発表者:
農学部 田村 純一

【プロジェクト2】分野強化型プロジェクト

(敬称略)

強化グループ(地域学系)

鳥取の歌人・杉原一司の研究

研究代表者・発表者:
地域学部 岡村 知子

スポーツを通じて誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けた地域共創事業

研究代表者:地域学部 小林 勝年
発表者:地域学部 村田 周祐

強化グループ(医学系)

健康鳥取! スマート・ライフ・プロジェクト(包括的フレイル対策)

発表者・グループリーダー:医学部 永島 英樹(中村 廣繁)
各プロジェクト代表者:医学部 浦上 克哉、尾崎 米厚、小谷 勇、谷村 千華

強化グループ(工学系)

強化グループ(農学系)

中山間地域の持続可能な農林業に向けた地域連携

発表者・グループリーダー:農学部 野波 和好
各プロジェクト代表者:農学部 西原 英治、山本 定博、木戸 一孝、竹村 圭弘、中 秀司

アートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラム

(敬称略)

アートシェアリング

アートシェアリング

研究代表者・発表者:
地域学部 竹内 潔

アートセラピー

美術館セラピー

研究代表者・発表者:
地域価値創造研究教育機構 石田 陽介

各プロジェクトのカテゴリ分類一覧 課題分野/SDGs (下図をクリックすると、PDFが開きます)

地域実戦型学生教育授業


地域連携エクステンション活動


地域実践型リカレント教育講座


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分野強化グループ


アートシェアリングによるウェルビーイング実現プログラム

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